生涯たった6本の映画しか撮らなかった映画作家、
栄光の頂点でも孤独なアウトサイダーだった男
──ジャック・タチ。
喜劇映画の歴史に特異な足跡を記したその革新的作業は
映画の枠をはるかに超え、
音楽、舞踏、美術、さらには建築の領域にすら及ぶ。
ヌーベル・ヴァーグの映画作家たちにも
多大なる影響を及ぼした天才の真実に
遺族の協力を得て集めた多数の写真とともに迫る力作評伝。



序 文 タチのまなざし……ギイ・テセール
第1章 スポーツの印象
第2章 郵便配達人フランソワ
第3章 海岸ホテル
第4章 アルペル邸
第5章 タチヴィル
第6章 トラフィック、パラード、コンフュージョン
略年譜/フィルモグラフィー/訳者あとがき

    


訳者紹介
佐々木秀一
慶應大学仏文科卒。ライター・シナリオライター・翻訳家。タチ関連では本書のほか、『ジャック・タチの映画的宇宙』での翻訳や『en-taxi』への寄稿などがある。著書に『Romy──映画に愛された女、女優ロミー・シュナイダーの生涯』。