2002.12「笑芸人」2002冬号/vol.9 ●“声に出して笑う一歩手前の軽い快感”を長く続かせる術……いとうせいこう 氏 是非とも、この本を読んだ上で『プレイタイム』や『ぼくの伯父さんの交通大戦争』を観て欲しい。…“オーディオ・ヴィジュアルとしての笑い”という妙な鉱脈だけは明らかに横たわっているし、それがギャグ一辺倒の笑いと対峙するユーモアという鉱山の一角であることもまた確かなことだと俺は思う。 2002.11「ザ・カード」12月号 ●没後20年を経てなお新鮮な、タチのかわいたユーモアと映像美……岡野宏文 氏 まるで無声映画のような雰囲気のフィルムのなかへ、それらの音たちが組み込まれながら、どのようなメカニズムであの独特の静かで上品なユーモアが作り上げられていったのか、この本で、豊富な写真資料とともにその秘密が克明に、そして立体的に語りほどかれていくのは素晴らしい。 2002. 7「文學界」8月号 ●都会っ子タチの藝風をしのばせる……丹野達弥 氏 数々の証言のなかでは、タチの音への執心が藝風をしのばせて趣き深い。…「私は台詞を音の内部に閉じこめました」とタチ。…モダン建築を野暮と観じ、昔ながらの街並に安らぐ都会っ子タチ。その感覚が、音響効果への心遣いにも躍如としているではないか。 2002. 7「プレミア日本版」8月号 ●「ユロ伯父さん」の生みの親、ジャック・タチの生涯……松浦泉 氏 何よりも感動的なのは、時代に先駆けた実験精神ゆえに『プレイタイム』が観客からも批評家からも不評を買ったとき、失意のタチにトリュフォーが出した手紙(全文が採録)。これを読んで泣かない人間は映画ファンとはいえない!とあえて断言したい。 2002. 7「サライ」7/18号 20世紀文明への警鐘を織り込みながら、のどかな音楽とともに常にほのぼのとした印象を残す、タチの作風。では、タチとはいかなる映画作家だったのか。その虚と実に迫る本格的評伝。 2002. 6.21 「週刊読書人」6/28号 ●タチの生涯を実証的かつ立体的に……坂尻昌平 氏 本年のカンヌ映画祭でもタチ映画が特集上映され、ふたたび注目を集めつつある現在、繊細にして達意の訳文を得た本書を味読することでタチ映画のもつ安らぎとほほ笑みにゆったりと浸る贅沢を、タチ愛好家に留まらず多くの人にお薦めしたいと思う。 2002. 6.18 bk1オンラインブックストア 識者書評 ●ジャック・タチはどれほど「伯父さん」とはちがった人物だったのか……赤塚若樹 氏 2002. 6.15 bk1オンラインブックストア 識者書評 ●フランス喜劇映画史上における最高のシネアスト……藤崎康 氏 2002. 6 「STUDIO VOICE」7月号 彼の映画とは、他の何ものにも拠らない映画だった。それは我々の五感を攪乱し、新たな知覚体系の生成を強いる。…夾雑物に曇らされていない目で眺めたとき、今でもそれらがどれだけ有効なのか思い知りつつ読み進めるべき本。 2002. 6 シネマ・チリ ペーパー「映画本の部屋」 ●タチへの敬愛の念が波のようにしみ通ってくる好著……松村清志 氏 2002. 5.26「東京新聞/朝刊」読書欄 本書はタチの生涯と映画創作に迫った評伝。茶番すら綿密に計算され、そのコミカルな笑いの中に人間の孤独や不条理がいかにおりこまれていたかを描いている。 2002. 5.2 本棚の中の骸骨「昨日の本棚」 ●映画100年の歴史に孤独な輝きをはなつ天才ジャック・タチの真実……藤原義也 氏
※上記以外に、載っていたよ〜という発見があればコチラまでお知らせいただければ幸いです。 |